4月ログ

2004年4月24日 強くなる理由のこと。
目標があると、時々一生懸命になりすぎる。
そんな真面目な人がラグナロクの世界には多いのかもしれません。
防具の精錬代を手に入れるために、誰かに装備品をあげるために、
レアな武器を手に入れるために、臨公で役立つスキルを手に入れるために、
誰かを守りたくてもっともっとレベルを上げて強くなるために・・・・・・
頑張って、頑張って、狂ったようにモンスターを倒した後、大事な何かをすっぽり忘れてしまう。
そういう人たちをたくさん見てきました。
自分がラグナロクという世界で過ごした年月は、2年。
この世界は多分本質的にはそんなに変わっていません。
人が、モンスターを殺して成り立つ世界です。

とある知り合いがいました。
明るくてちょっと間抜けでやさしい、普通の人でした。
だけど彼はモンスターを殺して殺して、どんどん強くなって、
そして何だか変わってしまった。
中身は紛れもなくその人なのに、ふとした反応はその人以外の誰でもないと示しているのに
ちがう。こんなにも違うのは何でだろう、と思いました。
この間、その人にまた会いました。
姿も変わり果てたその人は、もう決定的にその人とは違っていて、
あぁ、時間は流れてしまったんだ。
わたしとこの人の道はずっと交わらないのだ。
そう思いました。

狩りをする少しの時間を休んで考えてください。強くなる理由を。
強くなって何をしますか?
その手で守ったり、愛したりする事を忘れないでください。

そしてわたしは今日もラグナロクを続けています。

2004年4月16日 森の中から
フェイヨンの森の中にその人はいました。

狩りに疲れて木陰で休んでいるわたしの前に、その人は立ち止まりました。
「こんにちわ〜」
「こんにちは」
その日もそんな風に会話が始まりました。
他愛のない雑談をしていました。
ディスプレイ越しにものんびりした空気の伝わってくる人でした。
確かその頃のわたしは、DSも覚えて、少し強くなった気がしていて、
頑張ってお金を稼いでアーバレストを買うんだ、と狩りに燃えていました。
そして少し、ROのダークサイドに触れてしまって、やさぐれかけていた頃でもありました。
そこへ、ふらふらと近づいてきた人がいました
「こんにちは」
そう、声を投げかけたわたしたちに彼は言いました。
「なんかくれよ」
わたしたちはしゃべるのをやめて、彼を見ました。

「なんかくれよ!」「アイテムくれよ」
その人は叫び続けました。
わたしにも何度も取引要請を出してきます。
わたしは毒キノコの胞子を一個だけ渡して、あとは無視していました
そのキノコの胞子を、物乞いさんはすごい勢いでひろって、また叫びました。
「もっとくれよ」
あまり詳しくない私でも、そういうツールがあることは噂に聞いていました。
中身の人がいなくても、物乞いだけをし続けるツール。
「item pleeeez」という言葉のあとに、
何度も取引要請を出してアイテムをせがむ、中身はからっぽの自動人形、
そういう物乞いツールを使う人がその頃ちょくちょくいたのです。そして鬼のように嫌われていました。
「なんかくれよ!」
中身入りだとしたら、それはそれでタチが悪いです。
ごくたまに、ツールを使っているようにみせかけて、物乞い人形を演じている人もいたのです。
その物乞いさんがどちらだったのか。今となってはもうわかりません。
と、一緒にしゃべっていたその人が、大量にアイテムを地面に落とし始めました。
木屑や胞子なんかから、安価ではあるけれど装備品まで、
次々と落としていきます。
今のようにM単位のお金やアイテムがある時代じゃありません。
100k持ってる位でも「すご〜ブルジョア」だった時代です。
わたしは驚きました。もしかして、こう見えてすごい初心者さんなのかもしれない。
わたしは意を決して、ツールがあるということ、物乞いの言う事なんかを真に受けないでいい事、
などを彼にWISで送りました。
「物乞いなんかにあげなくてもいいのに。勿体無いよ」
わたしが言っても彼は気にもしない風でした。
「いいんだよ。欲しそうだし」
そう言って、彼は笑っているようでした。そして、かなりの量のアイテムを落とした後、
「ごめんもう無い。からっぽ」
彼は言いました。
物乞いさんは去らずに、しばらくわたしたちの周りをうろうろしていました。
そしてありがとうの一言も無くどこかに行ってしまいました。
「アイテムなんか、別にいくらでも拾えるし。彼はあんなに欲しがってるんだし」
その一言に、何だろう。わたしは感動したのです。
ただただまっすぐの、気負いも無く、偽善でもないその一言は、
そのときのわたしにはとてもすがすがしかった。
その人とはその後も2回くらい会いました。
話す度に優しくて素敵な人で、ふんわかした気分をくれたのを覚えています。
わたしは人にものをあげることは滅多にしないけれど、
もし何かあげるときは、彼みたいにこだわりなく渡せるような人になりたいなぁ、と、
その日以来ずっと思っています。

そしてわたしは今日もラグナロクを続けています。

追伸;更新が最近遅れ気味ですみません。
ゆっくりでも頑張ってUPしていくつもりなのでよろしくおねがいしますm(_ _)m

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